カービング
カービングについての「クロコダイル&パイソン財布 本革工房 MITAKANO CRAFT」記事の一覧はこちらから。
- 2025年11月30日
- 2025年11月30日
【第111回】コンテスト受賞作品に見る「高度な応用技法」
はじめに 受賞作は偶然の産物ではありません。 設計・工程・撮影に至るまで、審査員の視線の動きが想定されています。 合言葉は三つ。主役は一点で止める、段差は階調で説得する、600pxサムネで先に読ませる。 ここでは国内外の受賞作に共通する設計思考を、数 […]
- 2025年11月26日
- 2025年11月25日
【第110回】カービング作品の展示・販売方法(イベント・ネット)
はじめに 作品は作って終わりではありません。 見られて、触られて、選ばれて、使われてからが本番です。 展示と販売の現場では、技術より前に「読みやすい顔づくり」と「買いやすい導線」が効きます。 写真は600pxで先に読ませる、価格は比較の物差しを並べる […]
- 2025年11月6日
- 2025年10月25日
【第93回】オリジナルカービングを商品化するアイデアと工夫
はじめに 「いい作品ができた。さぁ売ろう」——ここで転ぶ人が多いんです。 作品と商品は似て非なるもの。 再現できる設計、伝わる見せ方、約束を守れる運用の三点セットが揃って、はじめて“売れる商品”になります。 今日は工房の視点で、設計→原価→SKU→撮 […]
- 2025年10月22日
- 2025年10月20日
第80回:ビギナーがつまづく“カービングの力加減”の掴み方
はじめに 「どれくらい叩けばいいの?」——ビギナーの最頻質問です。 結論から言うと、力加減=“量(重さ×速度)×時間(接触時間)×面積(当たり面)×含水”の組合せです。 つまり“強く叩く”ではなく、“同じ見た目が出る条件を再現する”ことが目的。 本稿 […]
- 2025年10月21日
- 2025年10月20日
第79回:レザーカービングのダブルカット・シャドウラインの効果的な使い方
はじめに 同じ図案・同じ打刻でも、ダブルカット(二本の近接カット)とシャドウライン(主線の“影側”に入れる極浅の補助線)を加えるだけで、輪郭の厚み・奥行き・キレが数段上がります。 ベベリングだけでは作りにくい“細い陰”や“浮き上がり”を、線の設計で与 […]
- 2025年10月20日
- 2025年10月2日
第78回:カービングの失敗を減らす図案トレーニング法
はじめに カービングの失敗の多くは「手の未熟」ではなく図案段階の情報過多・不整合・翻訳不良から生まれます。彫る前に“負け”が決まっていると云っても過言ではないでしょう。逆に言えば、図案トレーニングで彫刻適性の高い線と面を選べるようになれば、カットは細 […]
- 2025年10月19日
- 2025年10月2日
第77回:カービング作品に魅力を与える“空間の使い方”
はじめに 同じカービングの図案でも「空間(スペース)」の設計だけで、完成度は一段も二段も跳ね上がります。ここで言う空間とは、何も“しない”場所ではなく、見る人の視線を導き、主役を押し上げ、奥行きを生む“装置”です。本稿では、カービングにおける空間を「 […]
- 2025年10月18日
- 2025年10月2日
第76回:レザーカービングのハーフムーン刻印の効果的な使い方とは?
はじめに レザーカービングのハーフムーン刻印(Half Moon/、半月刻印)は、円弧の“刃”で革を押し沈め、線でも面でも点でもない第四の質感を作れる万能ツールです。使いこなせば、花弁の“ふくらみ”、レタリングの“影の気配”、バスケットと唐草の“橋渡 […]
- 2025年10月17日
- 2025年10月2日
第75回:カービング用レザーの湿らせ方(ケーシング)の極意
はじめに ケーシング(湿らせ)は、カービングの立体感・線のキレ・段差の粒度を決める“初手”。同じ図案・同じ道具でも、含水がズレると線は太り、段差はギザつき、アンティークは濁る。本稿では、素材・環境・工程に合わせて再現性高く水分をコントロールするための […]
- 2025年10月16日
- 2025年10月2日
第74回:失敗したカービングをリカバリーする方法
はじめに どれだけ熟練しても、カービングの現場では失敗が起こります。大切なのは「見なかったこと」にするのではなく、症状→原因→即時処置→恒久対策で“作品に昇華”すること。本稿は、よくある失敗を その場で使える順序 で並べ、さらに「仕上げ写真で帳尻を合 […]
- 2025年10月15日
- 2025年10月2日
第73回:レザーカービングを立体的に見せるための陰影テクニック5選
はじめに カービングの立体感は、道具の数や複雑な図案よりも、陰影の設計と運用で決まります。陰影とは「どこを沈め、どこを起こし、どの方向へ濃淡を流すか」の意思表示です。本稿では、作品写真でも実物でも“立って見える”ための核となるテクニックを5つに厳選。 […]
- 2025年10月14日
- 2025年10月2日
第72回:カービング上達に役立つワークショップ体験レポート
はじめに 「独学で伸びが鈍った」「自己流のクセを直したい」——そんな壁を越えるために、多くのクラフターが活用しているのが実地ワークショップです。短時間で集中的に“手の基準値”を更新でき、質問の往復で疑問がその場で解決します。一方で、ただ参加するだけで […]
- 2025年10月13日
- 2025年10月2日
第71回:カービングの図案の探し方と自作の方法
はじめに 良いカービングは、良い図案(パターン)から生まれます。けれども「どこで探せばいい?」「自作はどう始めれば?」という壁で止まることも多いはず。本稿では、(1)向いている図案の条件、(2)安全で効果的な探し方、(3)著作権・ライセンスの要点、( […]
- 2025年10月12日
- 2025年10月2日
第70回:練習帳を使ったカービング上達法|反復の意味とは
はじめに カービングは“作品づくり”と“手の訓練”が別物です。作品制作は不確定要素が多く、同条件の比較が難しい。一方、**練習帳(ワークブック)**は条件を固定し、同じ課題を意図的に繰り返すための道具です。反復には明確な意味があります。 1. 練習帳 […]
- 2025年10月11日
- 2025年10月2日
第69回:アンティークフィニッシュで際立たせるカービング
はじめに アンティークフィニッシュ(以下、アンティーク)は、カービングの谷に色を残し、山を明るく保つことで陰影差を増幅し、立体感を一段引き上げる仕上げ工程です。同じ図案・同じ打刻でも、アンティークの粘度・希釈・拭き取り方向・タイミングが変わるだけで、 […]
- 2025年10月10日
- 2025年10月2日
第68回:カービングでやってはいけないNG例とその対策
はじめに レザーカービングの失敗は、工具や手先の未熟さだけではなく、設計・含水・順序・仕上げ といった“目に見えにくい要因”から起こります。逆に言えば、NGを仕組みで潰すだけで、仕上がりは劇的に安定します。本稿では、現場で頻発するレザーカービングNG […]
- 2025年10月9日
- 2025年10月24日
第67回:1枚革をレザーカービング作品に昇華する「余白と密度」のバランス
はじめに 1枚革を手に取った瞬間、あなたは何を最初に考えますか?図案、道具、染色——いずれも重要ですが、完成度を決定づけるのは「余白」と「密度」の設計です。余白は呼吸であり、密度は熱量です。余白が少ないと息苦しく、密度が足りないと間延びします。1枚革 […]
- 2025年10月8日
- 2025年10月2日
第66回:カービングの線の太さ・深さのコントロール法と仕上がりの差
はじめに レザーカービングの「線」は、視覚情報と構造情報を同時に担う重要な要素です。太さ(線幅) は可読性・印象・スタイルを、深さ(段差) は立体感・陰影・耐久性(摩耗耐性)を左右します。さらに、線の太さと深さは含水(ケーシング)・道具の角度・打刻の […]
- 2025年10月7日
- 2025年10月2日
第65回:書体カービング(レタリング)のコツと注意点
はじめに レザーカービングにおけるレタリング(書体カービング)は、名前入れ・店名ロゴ・記念日・モノグラムなど「意味を持つ線」を革に刻む技法です。花や唐草に比べて単純に見えますが、わずかな傾きやカットの厚みの違いで可読性と品位が大きく揺れます。本稿では […]
- 2025年10月6日
- 2025年10月2日
第64回:フィギュアカービング入門|動物や人の表現方法
はじめに レザーカービングといえば「フローラル」や「バスケット刻印」が有名ですが、より高度な表現として「フィギュアカービング(Figure Carving)」があります。フィギュアカービングは、動物・人物・風景など、実在するものを革の上に描き出す技法 […]

