パイソンレザー長財布とワシントン条約(CITES)の関係とは?合法な革製品を選ぶための正しい知識
合法な革製品を選ぶための正しい知識
「パイソンレザーの長財布って、海外製でも買って大丈夫?」
「ワシントン条約ってよく聞くけど、実際どういうルール?」
こうした疑問を抱く方は少なくありません。特に、本物志向の方ほど気になるのが**「この商品は合法かどうか」**という点。
この記事では、パイソン長財布に関わるワシントン条約(CITES)の仕組みと、違法リスクの回避方法、信頼できる製品選びのポイントを詳しく解説します。

【1】パイソンレザー長財布に関するワシントン条約(CITES)とは?
正式名称は、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」。
英語名:Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora(略してCITES)
1975年に発効され、2024年現在で180カ国以上が加盟。
絶滅危惧種の過剰な輸出入による乱獲を防ぐための国際的なルールです。
【2】パイソンレザー長財布はCITESの対象か?
結論から言えば、パイソンレザーはCITESの規制対象です。
とくに財布やバッグに多く使われるのは、次の2種類:
| 種類 | 学名 | CITES附属書 | 規制対象国 |
|---|---|---|---|
| ダイヤモンドパイソン | Python bivittatus | 附属書Ⅱ | タイ・ミャンマーなど |
| モラレスパイソン | Python reticulatus | 附属書Ⅱ | インドネシア・マレーシアなど |
※「附属書Ⅱ」とは、「現在は絶滅危惧ではないが、取引量が増えると絶滅の恐れがある種」のこと。
つまり、自由に売買できるわけではなく、国際取引には適切な管理が必要です。
【3】CITES規制のポイント|輸入・購入時に何が必要?
CITES対象のパイソン製品を合法的に輸入・販売・購入するには、以下の条件を満たす必要があります。
✅(1)正規輸出国からの許可取得
輸出国で「CITES輸出許可証(Export Permit)」が発行されている必要があります。
例:タイから日本へのパイソン原皮輸出
✅(2)輸入側での通関・届出
輸入者(バイヤー)は、輸入時に通関書類と一緒にCITES証明書を提示しなければなりません。
✅(3)革製品への証明表示や書類の保持
完成品(財布やバッグ)として輸入・販売する場合も、証明書の有無を確認できる販売者から購入すべきです。

【4】よくある質問|違反するとどうなるの?
❓「知らずに買ったら違法になるの?」
→ 個人購入者の場合、販売側の責任が大きいですが、旅行先での持ち帰りや輸入代行を頼む場合は要注意です。税関で没収されたり、罰金の対象になる可能性もあります。
❓「中古品でも規制される?」
→ 原則としてCITES対象製品は中古であっても規制対象。ただし、1975年以前に取得された証明のあるヴィンテージ製品は例外扱いになることもあります。
【5】“違法なパイソンレザー長財布”を買わないためのチェックリスト
販売者に「CITES取得済み」と明記があるか
輸入元や製造元の国・工場情報が公開されているか
価格が極端に安すぎないか(違法品の可能性あり)
製品のタグや書類に「CITES番号」などの記載があるか
「天然皮革/一枚革使用」と明記されているか
【6】MITAKANO CRAFTが大切にしているCITES対応
当店では、タイの正規工場と直接契約し、
- CITES証明取得済みの原皮のみを使用
- 輸出書類を正式に通関手続き
- 日本の法規制を遵守した販売
を徹底しております。
また、お客様からのご要望があれば、「CITES番号」「輸出国・ロット番号」などの証明提示も対応可能です。
【7】パイソンレザー長財布の“倫理的な選び方”という視点も
近年、ラグジュアリー業界でも「サステナブル素材」「エシカルレザー」が注目されています。
とはいえ、パイソンのような天然素材を否定する声も一部にあります。
しかし——
だからこそ、「違法な乱獲品ではなく、合法的で持続可能な供給ルートの革を選ぶ」ことが、消費者としてできる最善の選択です。
まとめ|パイソンレザー長財布とCITESは「知らないと損する」基礎知識
パイソンレザー長財布を選ぶとき、「見た目が美しい」「価格が安い」だけで判断していませんか?
本当に価値のある1点を手にするためには、
- 国際的なルール(CITES)を理解し、
- 正規ルートから来た製品かを確認する
ことが、あなたの財布を“誇れる一品”に変える第一歩です。



