クロコダイル製品、パイソン製品は現地の工場に直接製作依頼し、熟練の職人が丁寧に手作業で作成したハンドメイド。大量生産では決して真似できない、細部にわたる職人のこだわり。本物を求めるあなたにも手に取っていただきたいと願っています。
パイソンレザーは、近年「持続可能性」の観点からも注目を集めています。 しかし同時に、以下のような要因でさらに希少化・高騰する可能性も指摘されています。

※本記事は「【完全ガイド】パイソンレザーの社会的価値・倫理・環境(第91回~100回)」で紹介されている“パイソン素材を環境と倫理で選ぶ視点”を詳しく掘り下げた記事です。

──パイソン財布に込められた“見えない価値”とは

はじめに──「美しい財布」が本当に語るべきこと

パイソンレザーの財布と聞くと、多くの方が「美しい」「高級感がある」「珍しい」といったイメージを抱くことでしょう。確かにその独特な模様と手触りは、他の素材にはない魅力を放っています。

しかし、今の時代において「財布選び」は、単にデザインや価格で判断するだけでは不十分です。
本当に選ぶべきは、「その財布がどのような背景で作られたか」という**“倫理的視点”と“環境への配慮”**ではないでしょうか。

本記事では、パイソン財布を選ぶうえで知っておくべき「環境負荷」と「倫理的調達」の視点を、具体的かつ実用的に解説していきます。

【第93回】環境負荷と倫理的調達の視点で選ぶ


パイソンレザーの“環境負荷”は本当に高いのか?

牛革よりも“エコ”な側面もある

一見すると、エキゾチックレザーは「贅沢すぎて環境に悪い」と思われがちです。しかしパイソンレザーは、以下の点で意外にも環境負荷の少ない素材として評価されています¹。

  • 飼料・水資源の消費量が少ない(パイソンは少食で成長も早い)
  • 体長に対して皮の面積が大きく、廃棄ロスが少ない
  • 草原や森林を切り開いて飼育する必要がない

これに対し、牛革のような大型動物は、飼育に広大な土地や大量の水・飼料を必要とし、温室効果ガスの排出も無視できません。
つまり、適切に管理されたパイソン革は、持続可能な素材の一つとして注目されているのです。

革の鞣し(なめし)工程にも注目を

革製品は一般的に「鞣し」と呼ばれる工程で加工されます。従来はクロムなどの金属を使用することが多く、これが水質汚染などの環境問題につながることもありました。

しかし近年では:

  • 植物タンニンによる鞣し
  • 排水処理設備の強化
  • ISO14001など環境マネジメントの認証取得工場の利用

といった改善が進んでおり、“革産業=環境破壊”という構図は変わりつつあります。

パイソンレザーが持つ環境面での利点や誤解については、【第91回】パイソン革は残酷か?サステナブルレザーとしての実態で詳しく解説しています。


「倫理的調達」とは何を意味するのか?

エシカルレザーとは、“誰がどう扱ったか”を重視する考え方

エシカル(ethical)とは直訳すると「倫理的」という意味ですが、素材や製品の世界では以下のような視点を指します²。

  • 動物が残虐に扱われていないか(虐待や違法捕獲の有無)
  • 労働者が搾取されていないか(フェアな労働環境)
  • 地域社会と調和した生産が行われているか

つまり、革が美しくても、その背後に「不正な調達」「不当な労働」「違法な取引」があれば、その製品には本当の意味での価値はない、という立場です。

パイソン業界の取り組み事例

たとえば、タイ・インドネシアなどの主要産地では、近年以下のような取り組みが行われています³。

  • 養殖場の国際登録制度(CITES準拠)
  • 労働安全法や最低賃金の整備
  • 地元の村と連携した協同組合モデル

これにより、命・人権・地域の調和を前提にした革素材づくりが広がってきています。

国際的な規制や管理体制を踏まえたパイソン革の流通管理については、【第92回】CITESとパイソン革の輸出規制も参考になります。


パイソン財布を選ぶ際にできる“エシカルな判断軸”

1. 「CITES適合」を明記しているか?

CITES(ワシントン条約)への準拠は、倫理的かつ合法的な革素材であることの大前提です。

  • 商品ページやタグに「CITES対応」「CITES番号あり」と記載があるか
  • 輸入販売業者が正式な許可を取得しているか

をチェックしましょう。

2. 養殖 or 野生採取の情報が開示されているか?

透明性ある製品は、出所をきちんと開示しています。

  • 養殖場の認証番号
  • 捕獲地・加工地・輸出国の表示
  • 「フルユース」かどうか(革以外も使い切る設計)

などが確認できれば、安心材料になります。

3. 環境配慮の表示や認証マークがあるか?

近年のブランドでは、環境配慮型の製造工程を取り入れているところも増えています。

  • ISO認証(環境マネジメント)
  • 低クロム鞣し・植物タンニン使用の記載
  • カーボンオフセットの取り組み紹介

などがあれば、選ぶ側としても納得感のある判断ができます。

購入時に確認すべき履歴や証明の重要性については、【第98回】パイソン革のトレーサビリティと安心感|信頼できる財布選びとはで具体例を紹介しています。


財布は“意思表示”の道具になる

財布は日常で頻繁に手に取り、人前に出すアイテムです。だからこそ、そこに込められた選択が自分の価値観や美意識を映すのではないでしょうか。

  • 「安さ」ではなく、「信念」で選ぶ
  • 「見た目」だけでなく、「背景」に誇りを持つ
  • 自分の選択が社会に与える影響を知る

これらを意識したパイソン財布選びは、単なるファッションではなく、ライフスタイルの表現そのものとなります。


まとめ──“選ぶ目”が未来の革文化をつくる

今や、サステナブル・エシカルといった言葉は、流行ではなく“新しい常識”になりつつあります。

パイソンレザーという素晴らしい素材を、未来に引き継いでいくためには:

  • 環境負荷に配慮された素材を選ぶ
  • 倫理的調達がなされているかを見極める
  • 情報の透明性に敏感になる

という「選ぶ側の責任」が求められているのです。

あなたが手にするその財布が、単なる“モノ”ではなく、未来への誓いと意思の象徴になることを、私たちは信じています。

パイソンレザーの社会的価値・倫理・環境について、もっと広く知りたい方へ──
本記事は「【完全ガイド】パイソンレザーの社会的価値・倫理・環境(第91回~100回)」にて取り上げている“パイソン素材を環境と倫理で選ぶ視点”の記事です。


📑 参考文献

¹ LWG(Leather Working Group)2023年「レザー素材の環境比較評価」
² Ethical Fashion Forum「エシカル素材ガイドライン」2022
³ TRAFFIC「東南アジアの爬虫類革取引とCITES遵守の現状」2021

パイソンレザーは、近年「持続可能性」の観点からも注目を集めています。 しかし同時に、以下のような要因でさらに希少化・高騰する可能性も指摘されています。
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完全限定生産 熟練の職人が丁寧に手作業で作成したハンドメイド

大量生産では決して真似できない、細部にわたる職人のこだわり。そのこだわりが、当店のクロコダイル、パイソン作品には詰め込まれています。本物を求めるあなたにもぜひ手に取っていただきたいと願っています。華やかなブランドロゴや大量生産品では決して得られない、唯一無二の価値を感じていただけるはずです。

人生を共に歩む「相棒」として、あなたの毎日を豊かに彩り、特別な存在となるでしょう。

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