クロコダイル製品、パイソン製品は現地の工場に直接製作依頼し、熟練の職人が丁寧に手作業で作成したハンドメイド。大量生産では決して真似できない、細部にわたる職人のこだわり。本物を求めるあなたにも手に取っていただきたいと願っています。
高級本革グリーンパイソンレザー財布

【第29回】パイソン財布と革の“におい”問題|気になる匂いの原因と対策

※本記事は「パイソン財布の実用性と審美眼を磨く15選」で紹介されている“パイソン財布と革のにおい問題”を詳しく掘り下げた記事です。

「その“におい”、本当に気にすべき?パイソン財布の革らしさと付き合う方法」


「買って開けたら、ちょっと独特な匂いが……」

パイソン財布を開封したとき、「ちょっと独特なにおいがする」と感じたことはありませんか?

これは決して珍しいことではありません。多くの革製品、特に天然素材由来の財布には、独特の匂いがあるものです。それが「革の良さ」である一方、「使い始めたくても気になる」「人前で使うのが不安」と感じる方もいらっしゃいます。

本記事では、パイソン財布のにおいの原因、時間経過でどう変化するか、消臭対策、安心できる製品選びのポイントを、専門知識と実例を交えてご紹介します。

パイソン財布と革の“におい”問題|気になる匂いの原因と対策


革の匂い──「天然」ゆえの証でもある

まず、パイソンをはじめとする本革財布の“におい”には、主に以下の要素が含まれています。

においの種類原因となる物質主な特徴
鞣し剤の匂いクロム・植物タンニンなど金属的/渋みある香り/個体差あり
防カビ・仕上げ材の匂い脂肪酸系防腐剤、染料成分等ケミカルな印象/新品時に強い
天然皮革の動物性匂い皮のタンパク質残留成分独特な革の匂い/経年で減少

とくにエキゾチックレザーであるパイソンは、独特な模様を維持しつつ柔らかく仕上げるため、鞣し・染色工程が複雑になる傾向があり、匂いが強く出やすいとされています¹。


匂いは時間と共にどう変化する?

新品時に感じる“におい”も、時間とともに確実に薄れていきます。以下のような段階を経て、ほとんどの製品で匂いは気にならなくなります。

  • 開封直後:一番強く感じる時期。箱や袋内に密閉されていた揮発成分が広がる。
  • 1週間程度:空気中に放置することで、鞣し剤や防腐剤の揮発成分が抜け始める。
  • 1〜2か月以内:使用を重ねることで摩擦・空気循環が進み、匂いが落ち着く。
  • 3か月以降:ほとんどのケースで気にならない状態に。

革は「呼吸する素材」と言われるように、空気との接触で匂いも変化していく素材です²。

革が時間とともにどう変化するかについては、第3回|経年変化と魅力でも詳しく解説しています。


「においが気になる」ときの対処法5選

1.風通しの良い場所で陰干しする

最も基本的かつ効果的な方法です。日陰で2〜3日干すだけでも、かなり匂いが和らぎます。

2.重曹や竹炭などの消臭剤と一緒に保管

天然素材系の消臭アイテムは、革を傷めずに匂いを吸収してくれます。

3.新聞紙に包んで保管

新聞紙は匂い成分の吸着力が高く、内装に直接触れず安全です。

4.アルコール系の消臭スプレーは避ける

消臭スプレーの中には、革にダメージを与えるものも。専用レザークリーナー以外は使用を控えましょう。

5.2週間以上経っても強く残るなら販売元へ相談

良質な製品であれば、明らかに異常な臭気が続くケースは少ないです。購入元が信頼できるかも重要な判断軸です³。


タイ製パイソン財布に多い「植物タンニン鞣し」の魅力

当店が取り扱うタイ直輸入パイソン財布の多くは、「植物タンニン鞣し」や「低臭染色仕上げ」を採用しており、開封時の匂いがマイルドです。

これはタイの熟練工房が、輸出を前提とした“香りの少ない製法”に切り替えてきた背景があります。

さらに、芯材や接着剤にも低臭タイプを用いているため、全体として「開けた瞬間の印象」が非常に良いと評判です。

タイ製パイソンの魅力や製造背景に関しては、第3回|タイ製の魅力をご覧ください。


「香り」は“本革の証明”でもある

ある程度の香りは、「化学素材ではなく、本物の天然皮革である証」とも言えます。

特に、機械的に処理されたフェイクレザーやPUレザーは無臭またはプラスチック臭が強い傾向があり、「本革ならではの温かみ」とは異なります。

パイソンレザーの微かな香りは、使うごとに味わいとともに“あなたの香り”になっていくのではないでしょうか。

“本物のパイソンレザー”が持つ香りや質感については、第6回|本物と偽物の見分け方で解説しています。


まとめ|においに敏感な方こそ、安心できる選び方を

  • パイソン財布の匂いは天然革・鞣し剤・仕上げ材が主な原因
  • 新品時の匂いは1〜2か月で落ち着くのが一般的
  • アルコール系や強力スプレーではなく、自然な消臭法を選ぶ
  • タイの職人による財布は、低臭仕上げで快適性が高い
  • においも含めて“本革ならではの魅力”と捉える視点も大切

においが気になる方も、品質の高い財布と正しい使い方を知れば、心地よく付き合っていけるはずです。

パイソン財布の実用性と審美眼について、もっと広く知りたい方へ──
本記事は「パイソン財布の実用性と審美眼を磨く15選」にて取り上げている“パイソン財布と革のにおい問題”に関連した内容です。


📚参考文献

¹ 日本皮革産業連合会『天然皮革の鞣し工程と臭気分析』(2020)
² 皮革ジャーナル編集部『革は呼吸する──エキゾチックレザーの基礎知識』2021年
³ LUXURY LEATHER JAPAN『高級財布のにおいと安全性に関する消費者調査』(2022)

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完全限定生産 熟練の職人が丁寧に手作業で作成したハンドメイド

大量生産では決して真似できない、細部にわたる職人のこだわり。そのこだわりが、当店のクロコダイル、パイソン作品には詰め込まれています。本物を求めるあなたにもぜひ手に取っていただきたいと願っています。華やかなブランドロゴや大量生産品では決して得られない、唯一無二の価値を感じていただけるはずです。

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